インプラント
治療の流れと費用のご案内
インプラントとは?
インプラント治療は、失われた歯を補うために、顎骨に人工歯根(通常はチタン製)を埋め込み、その上に人工歯(クラウン)を装着する歯科治療法です。
この方法は、天然の歯に最も近い感覚と機能を提供し、審美性や咀嚼能力を回復するために広く利用されています。
インプラントのメリット
1. 天然歯に近い感覚で噛める
顎骨に人工歯根を直接埋め込んで固定するため、天然歯のようにしっかり噛むことができます。
2. 見た目が自然
部分入れ歯の金属バネのような目立つ部分がなく、天然歯とほとんど変わらない自然な見た目です。
3. 周囲の健康な歯に負担をかけない
ブリッジや部分入れ歯と違い周囲の歯に負担をかけません。他の歯の健康寿命を延ばすことができます。
4. 骨が痩せることを防げる
噛んだ際の刺激が人工歯根から顎の骨に直接伝わるため、顎の骨が痩せるのを防ぐことができます。
インプラントのデメリット
1. 費用が比較的高額
被せ物まで含めると50万円程度の費用がかかります。
2. 治療期間が長い
インプラントの治療期間は3か月~1年が平均です。
3. 外科的処置が必要
インプラントを顎の骨に埋め込むため、麻酔をともなう手術が必要になります。持病や基礎疾患がある方は、カウンセリング時にご相談ください。
インプラント構成
インプラントは以下の3つのパーツでできています。
①人工歯(クラウン)
歯茎の上に見える部分で、セラミックやジルコニアなどの材料で作られます。天然の歯と同じような見た目と機能を持ちます。
②アバットメント
インプラントと人工の歯(クラウン)を連結する中間部分です。
③フィクスチャー
チタン製のスクリュー状の部品で、顎骨に埋め込まれます。チタンは生体適合性が高く、骨と強固に結合する性質があります。
インプラント治療
の流れ
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1. 診察とカウンセリング
医師がお口の中を拝見し、欠損歯と歯槽骨の状態を確認します。また持病や服用しているお薬についても伺います。
2. 適応検査
レントゲン撮影・CT撮影など、最終的な適応判断や治療計画の立案に必要な検査をおこないます。
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1. 検査結果・治療計画のご説明
検査画像をご覧いただきながら、欠損部位の歯槽骨の状態や適応検査の結果をご説明します。続いて、治療の流れを詳しくご説明します。
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1. お見積のご説明
金額と内訳をご説明し、治療にあたっての注意事項をご説明します。
2. ご契約手続き
治療プランとお見積にご納得いただけましたら、ご契約のお手続きをします。
お見積を持ち帰ってゆっくり検討いただくこともできます。当日契約しなければならないわけではありません。ご安心ください。 -
1. インプラント埋入処置
インプラント(フィクスチャー)の埋入処置をおこないます。顎の骨に厚みが足りない場合、歯槽骨の再生治療を追加でおこなうこともあります。
処置はすべて麻酔下でおこないますので痛みはありません。ご安心ください。■埋めたら3~6か月待ちます
インプラントと骨がしっかり結合するまで数か月待ちます。
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1. アバットメント装着
インプラントの埋め込みから数か月が経ちました。インプラントと顎の骨がしっかり結合したら、次はインプラントにアバットメント(インプラントと人工歯を連結するための部品)を取り付けます。
2. 人工歯をつくるための型取り
アバットメントを装着した状態で型取りをします。
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1. 人工歯装着
セラミックでできた人工歯をアバットメントに接着します。これで治療完了です。
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1. メンテナンス
治療終了後は、インプラントのメンテナンスのため随時ご来院いただきます。治療した歯に問題が起きていないか、インプラント歯周炎等の兆候がないかチェックします。
上記の流れは実際と異なる場合があります
上記の診療プロセスは一例です。実際には状態に合わせて最適なプロセスを採るため、多少異なる場合があります。ご来院時に詳しくご説明します。
インプラント治療
の費用
インプラント治療の費用は一式473,000円程度です。治療費は以下①②③の合計となります。(費用はすべて税込です)
- ①フィクスチャー埋入
- 220,000円
- ②人工歯装着
- 220,000円
- ③仮歯
- 33,000円
※顎骨の厚みが足りない場合、骨造成等の処置費用が追加で発生する場合があります。診断時に詳しくご説明します。
インプラント担当医の
ご紹介
インプラント担当医
専門医
■経歴
- 平成25年3月
- 大阪歯科大学 卒業
- 平成25年4月
- 東京歯科大学病院 研修医
- 平成26年4月
- 東京歯科大学大学院口腔インプラント学講座(大学院)入局
- 平成30年4月
- 東京歯科大学大学院口腔インプラント学講座(大学院)卒業、歯学博士号 修得
- 令和4年4月
- 日本口腔インプラント学会 専門医取得
■所属学会
- 日本口腔インプラント学会
- 日本顎顔面インプラント学会
- 日本補綴歯科学会
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リスクと副作用
①インプラントの動揺・脱落
まれにインプラントと顎の骨の結合がうまくいかずインプラントが脱落してしまうことがあります。
②手術部位の治癒不全や感染
虫歯菌や歯周病菌が原因で術後に縫合部分の治癒不全や感染が起きる可能性があります。
③痛み・出血・腫れ
手術後、一時的に痛みや腫れや出血が生じることがあります。これらは時間の経過とともにおさまっていきます。
④周囲組織の損傷
手術中に周囲の組織(血管、骨、神経など)を傷つける可能性があります。
⑤インプラント歯周炎
歯石や歯垢がインプラント周囲に蓄積し、細菌が繁殖して周囲に炎症を起こすことがあります(インプラント歯周炎)。定期的にメンテナンスを受けていただくことでリスクを抑えることができます。
⑥適応外となることがあります
インプラント治療は、顎骨の状況や喫煙習慣、内服薬や全身の健康状態等によっては適応外となる場合があります。まずはご相談ください。