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「子供が歯医者で口を開けない!」子供の歯医者嫌いの克服方法とは?

歯科全般公開日:2024/11/26

このページの監修者
私が監修しました
加藤歯科クリニック
院長加藤 文則

「子供が歯医者で口を開けない!」どうして歯医者を怖がるの?

歯医者さんの未知な環境

子供が歯医者で口を開けない理由の一つに、未知な環境への不安があります。歯医者は独特の雰囲気を持ち、見知らぬ場所、見知らぬ大人たちに囲まれることで、自然と緊張してしまうものです。特に歯医者には白衣を着たスタッフや普段目にしないような治療器具があり、その非日常的な空間は子供にとって大きなストレスとなることがあります。これにより、子供は心の準備ができず、口を開けることに抵抗を示してしまうのです。

特殊なにおいや音への不安

歯医者には独特なにおいや音があり、それが子供に恐怖感を抱かせる原因になることも少なくありません。例えば、消毒液のにおいや治療時の機械音など、日常生活ではあまり感じない刺激が子供を緊張させます。特に音に敏感な子供にとって、ドリルの音や吸引機の音は非常に不快に感じられることがあり、それが「怖い場所だ」と思わせてしまいます。このような感覚的な不快感も、口を開けたがらない理由の一つです。

治療器具や診察台への恐怖心

歯医者で使用される治療器具や診察台も、子供が口を開けない原因の一つです。鏡や探針、ドリルといった器具を目にすると、それらが「痛いもの」「怖いもの」のように映り、恐怖を感じることがあります。また、診察台に横になるという行為自体も緊張感を高める要因です。「次は自分が何をされるのだろう」という不安が募り、ますます抵抗感を示すことにつながります。

親の言葉や態度が与える影響

親の言葉や態度も、子供が歯医者を怖がる要因となります。例えば、「歯医者さんに行かないと痛くするよ」などの脅すような言葉は、歯医者に対するネガティブな印象を植え付けてしまいます。また、親自身が不安そうな態度を見せたり、治療内容について嘘をついたりすると、子供の不信感を助長することも少なくありません。親の言動は子供の心に大きく影響を与えるため、歯医者に対するポジティブな印象を作る努力が必要です。

子供の「歯医者嫌い」をなくすためにママができることとは?

歯医者を脅しに使わない

「歯を磨かないと歯医者さんに連れていくよ」と、歯医者を脅しに使ったりしていませんか?これ、絶対にやってはいけません。こどもは一度歯医者を“怖い場所”として認識してしまうと、ますます行きたがらなくなってしまいます。子どもに伝えるべきはその逆です。歯医者は虫歯を防ぐための“助けてくれる場所”であることを伝えるようにしましょう。

嘘をついてだまして連れて行かない

「遊びに行こう」と言ってから歯医者に連れて行くと、子供は裏切られたと感じ、さらに歯医者嫌いになってしまいます。事前に「今日は歯医者さんにいくよ」と正直に伝え、お子さんが納得したうえで通院できるようにしましょう。またお子さんの成長に合わせ、「今日はこんなことをするよ。がんばろうね!」と、診療の内容も伝えていくようにしましょう。

「痛くないよ」と嘘をつかない

「絶対痛くない」と断言すると、万が一痛みを感じた場合に子供の信頼を失います。だから嘘は絶対にいけません。「ちょっとチクッとするかも」「先生がゆっくりやってくれるよ」など、子供を安心させつつ正直に伝えるようにしてあげてください。

玩具や絵本で歯医者を体験させる

歯医者に行く前に、絵本やおもちゃを使って歯医者の雰囲気を疑似体験するのがおすすめです。「歯医者さんごっこ」をしながら楽しくお口を開ける練習をしておくと、当日もスムーズに診察を受け入れてくれることが多いです。

なるべく早く歯医者に通う(歯が生えたころから)

歯医者を特別な場所と感じないためには、できるだけ早い段階から通わせることが大切です。赤ちゃんの乳歯が生え始めた頃に検診を受けることで、歯医者に慣れ親しんでいくことができます。「歯医者は怖い場所」という印象を持たせないようにする第一歩です。

治療ではなく検診から通い始める

最初から治療にいきなり入ると、子供は抵抗感を持つことが多いです。お勧めは虫歯ない状態から連れていくこと。治療ではなく、歯をチェックしてもらう検診から歯医者デビューすれば、歯医者に抵抗なく通えるようになることが多いです。定期検診は虫歯予防にもつながりますよ!

診療中はママこそリラックス!

診療中、子供はママやパパの表情をよく観察しています。親が怖がったり不安そうにしていると、その気持ちは絶対に伝わります。リラックスした様子で、「大丈夫だよ」と優しく声をかけてあげることで、子供も安心して口を開けやすくなるでしょう。

診療後にご褒美を準備する

歯医者さんを頑張った後は、小さなご褒美を用意すると良いでしょう。「治療が終わったら好きなシールをあげるよ」「帰りに公園で遊ぼうね」など、ポジティブな体験をセットにしてあげると、徐々によろこんで歯医者に行ってくれるようになりますよ。

“歯医者で口を開けてくれない”当院の対処

最初は診察台に座ってお話するだけ

当院では、最初のステップとして診察台に座ってお話だけをすることから始めます(赤ちゃんはママと一緒に座ります)。新しい環境に慣れることはお子様にとって大切です。治療をいきなり始めるのではなく、診察台に座ることや、歯医者のスタッフと会話を楽しむことで安心感を持ってもらいます。お子様が落ち着いてきたら、少しずつ歯や口の中の状況について話したり、歯についての質問を軽く投げかけることで、お子さんとの信頼関係を築きます。

少しずつお口を開ける練習を行う

診察台に座ってお話ができるようになったら次はお口を開ける練習です。例えば、遊び感覚で鏡を使いながら「お口をあーんして、歯を見せてくれるかな?」と優しく声をかけ、恐怖心や抵抗感を軽減するアプローチを取ります。お子さんが安心できるペースで段階的に進めることをなにより大切にしています。

短時間の検診からはじめる

お口を開けることにも慣れてきたら、いよいよ検診をはじめていきます。最初のうちは「短時間で終わる検診」を心がけます。まずは虫歯があるかどうか、歯や歯ぐきの健康状態をさっとチェックし、それ以上のことはなるべく行いません。これにより、「歯医者に行くと必ず治療される」というイメージをなくし、通院への抵抗感を減らします。徐々に歯医者の環境に慣れることで、次回も安心して来院できるようになっていきます。

できる限り痛くない治療をする

子供が歯医者で口を開けない理由の多くは「痛い思いをしたくない」という恐怖心にあります。当院では治療を行う際には、子供が痛みを感じないような工夫を徹底しています。虫歯治療の場合でも、麻酔や器具の使い方に細心の注意を払い、お子様が不安になる要素を極力排除します。また、お子様の年齢や成長に合わせて治療の流れを分かりやすく説明することを心がけ、「怖い」「痛い」というイメージを払拭できるよう努めています。

いっぱい褒める!

検診や治療が終わった後にはお子様をたくさん褒めます。ガチャガチャのプレゼントもあります。いっぱい褒めてあげることでお子様の「がんばった!」という自己肯定感を高め、「つぎもがんばっていくよ!」と思ってもらえるように促します。歯医者での体験をできるだけ楽しいものとして記憶してもらうことが、歯医者嫌いを克服するためにとても大切です。

当院はこども専門の歯医者さんです

加藤歯科クリニックは、練馬・中村橋にあるこども専門の歯医者さんです。スタッフは全員子育て経験者。「こどもに優しく。ママにも優しく」をモットーに、子どもたちの「セルフケアの意識と技術を育む歯育診療」を日々実践しています。

当院は虫歯がなくても通える歯医者です。「子供の口のことで不安なことがあって…」と相談だけにくるママもたくさんいらっしゃいます。大人になっても虫歯ゼロを、一緒に目指していきましょう。お気軽にご来院ください。

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院長加藤 文則

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について

加藤歯科クリニックは中村橋の一般歯科・小児歯科です。お口まわりのどんな症状・悩みも診療します。「急な痛み」や「被せ物の脱離」など、今すぐ処置が必要な患者様を予約なしで受け入れています。お困りの方はお電話ください。

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