「子供が歯医者で暴れる!」これってどうしたらいいの?
「歯医者に連れていくたびに子供が暴れまくって歯医者さんを困らせてしまう…」そんなお悩みありませんか?今日はそんなママの切実な悩みに答えるTIPSをご紹介。子を知り、己を知れば百選殆うからず。子どもはどうして暴れてしまうのか、その理由を知り、対処法を学んでいきましょう!それではレッツゴー!
「子供が歯医者で暴れる!」どうしてウチの子は暴れるの?
暴れる理由①:歯医者さんの未知な環境
お子さまが歯医者で暴れてしまう理由のその①は、「未知な環境への不安」です。歯医者には独特の雰囲気があり、見知らぬ場所であって、見知らぬ大人たちに囲まれるという特殊な環境。自然と緊張してしまうものです。特に歯医者には白衣を着たスタッフや普段目にしないような治療器具があり、その非日常的な空間は子供にとって大きなストレスです。この「未知な環境への不安」により、子供は心の準備ができず、暴れてしまうのです。
暴れる理由②:特殊なにおいや音への不安
歯医者には独特なにおいや音があります。例えば、消毒液のにおいや治療時の機械音など、日常生活ではあまり感じない刺激でいっぱいです。特に音に敏感な子供にとって、ドリルの音や吸引機の音は非常に不快なものであり「怖い場所だ」と感じさせてしまいます。このような感覚的な不快感も、暴れん坊を誘発する原因のひとつです。
暴れる理由③:治療器具や診察台への恐怖心
歯医者で使用される治療器具や診察台も、子供が暴れてしまう原因の一つです。鏡や先のとがった探針、ドリルといった器具を目にすると、「これからいたいことをされるのかな…」と不安になります。そして診察台に横になることでいよいよ「いたいのいやだいたいのいやだ!」と不安が増幅し、暴れ出してしまうのです。
子供が歯医者で暴れるのを防ぐためにママができることとは?
暴れ防止策①:歯医者を脅しに使わない
「歯を磨かないと歯医者さんに連れていくよ」「いうことを聞かないと歯医者さんに連れて行くよ」と、歯医者を脅しの道具に使ったりしていませんか?これは絶対にダメです。こどもは一度歯医者を“怖い場所”として認識してしまうと、ますます行きたがらなくなってしまいます。いざ歯医者に連れて行ったとき、(本当は怖いことなど何もしないときでも)暴れ出してしまいます。
歯医者を脅しに使ってはいけません。むしろ逆で、歯医者は虫歯を防ぐための“助けてくれる場所”であることを伝え、普段からよい印象を持ってもらえるように心がけましょう。
暴れ防止策②:嘘をついてだまして連れて行かない
子供がなかなか歯医者に行ってくれないからといって「遊びに行こう」とだまして歯医者に連れて行ってはいけません。子供は裏切られたと感じ、歯医者嫌いが加速します。これでは歯医者で暴れてしまう癖はいつまでたっても解消できません。
歯医者につれていくときは、正直に「これから歯医者さんに行くよ」と伝えましょう。またできる限り「今日はこんなことをするよ。がんばろうね!」と、診療の内容も伝えていくようにしましょう。
暴れ防止策③:「痛くないよ」と嘘をつかない
「絶対痛くない」と断言すると、万が一痛みを感じた場合に子供の信頼を失います。だから嘘は絶対にいけません。「ちょっとチクッとするかも」「先生がゆっくりやってくれるよ」など、子供を安心させつつ正直に伝えるようにしてあげてください。
暴れ防止策④:ポジティブな側面を伝える
「歯をピカピカにしてもらうよ」「とっても優しい先生だよ」と、歯医者の良い側面をたくさん伝えることを心がけてみてください。歯医者さんに連れていく前に、「今日は歯をピカピカにしてもらうよ。とっても優しい先生だから大丈夫。もしかしたらちょっと痛いこともあるかもしれないけど頑張ろうね。がんばったらご褒美ね!」という感じで、良いことと良いことでサンドイッチしながらネガティブなこと(診療の内容)を伝えるようにすると良いです!
歯医者でお子様が暴れてしまったときの当院の対応
歯医者でお子様が暴れてしまう…これはとてもよくあることです。当院にもそんなお子様がいっぱいいらしています。これはもう当たり前のことですから「子供が暴れて迷惑かけないか不安…」などと申し訳なく思う必要はありません。安心して、暴れん坊を私たちに委ねてください。
暴れん坊対応①:言葉がけでリラックスを促す
まずは優しく笑顔で声をかけ、緊張をほぐすことを試みます。「ちょっとだけお口をみせてね」「すぐにおわるよ」など、子どもにわかる言葉でコミュニケーションをとってみます。お子様の年齢にもよりますが、これからどんな診療をするのか、お子様が理解できる言葉で説明する場合もあります。
暴れん坊対応②:楽しい雰囲気をつくる
たとえば器具を電車や魔法の杖におきかえたりするなど、楽しい表現に置き換えて説明することもあります。また当院ではレントゲン室を「青空模様の壁紙」にしたり、広いキッズルームで遊んで待ってもらったり、診療後にはガチャガチャをプレゼントしたりするなど、「歯医者=楽しいところ」と思ってもらえる工夫をたくさんしています。
暴れん坊対応③:無理せず診療を中断する
あまりに怖がる場合、暴れてしまう場合には無理をせず、診療を一時中断してお子さんを落ち着かせる時間を取ります。場合によってはその日の診療を終了することもあります。治療はとにかくお子様のペースで進めることが基本であり、歯医者=楽しいところと思ってもらうことがなにより大事です。無理せず、ゆっくり進めましょう。
暴れん坊対応④:ステップを細かくわける
初回は診療イスに座ってお話するだけ。次の診療では口を開けるだけ。それもできたら次は(ほんのちょっと)先生に口の中を見せるだけ。というふうに、お子様の年齢や成長に合わせて診療ステップを細かくわけ、とにかく歯医者に慣れてもらえるように診療しています。
そしていっぱい褒める!
検診や治療が終わった後にはお子様をたくさん褒めます。ガチャガチャのプレゼントもあります。いっぱい褒めてあげることでお子様の「がんばった!」という自己肯定感を高め、「つぎもがんばっていくよ!」と思ってもらえるように促します。歯医者での体験をできるだけ楽しいものとして記憶してもらうことが、歯医者嫌いを克服するためにとても大切です。
当院はこども専門の歯医者さんです
加藤歯科クリニックは、練馬・中村橋にあるこども専門の歯医者さんです。スタッフは全員子育て経験者。「こどもに優しく。ママにも優しく」をモットーに、子どもたちの「セルフケアの意識と技術を育む歯育診療」を日々実践しています。
当院は虫歯がなくても通える歯医者です。「子供の口のことで不安なことがあって…」と相談だけにくるママもたくさんいらっしゃいます。大人になっても虫歯ゼロを、一緒に目指していきましょう。お気軽にご来院ください。
加藤歯科クリニック
について
加藤歯科クリニックは中村橋の一般歯科・小児歯科です。お口まわりのどんな症状・悩みも診療します。「急な痛み」や「被せ物の脱離」など、今すぐ処置が必要な患者様を予約なしで受け入れています。お困りの方はお電話ください。