子どもが歯医者で治療後に唇を噛んでしまった!どうすればいい?
お子さんが歯科治療後に唇を噛んでしまい、腫れや傷ができることはよくあるトラブルです。「治るのか?」「すぐ病院に行くべきか?」とお困りの方も多いのではないでしょうか。ここでは、応急処置や病院に行くべきかの判断基準をお伝えします。
唇を噛んだときの応急処置・対応方法
応急処置①:圧迫して止血する
まずは清潔なガーゼで圧迫して止血してください。
応急処置②:冷やす
腫れがある場合は、傷や腫れた部分に冷たいタオルやアイスパックを当て、腫れを抑えます(1回あたり5〜10分、1日に数回)。冷やしすぎないように注意してください。
応急処置③:唇を清潔にして保湿する
傷が小さければ特に処置は必要ありませんが、必要に応じて唇を軽く洗い、清潔に保ちます。もし自宅にワセリン(サラヤワセリン、白色ワセリン、ヴァセリン ペトロリュームジェリー ベビー、ピジョン ベビーミルクワセリン、ベビーワセリンリップなど)を塗って唇を保護してください(傷が乾燥しすぎると治るのが遅くなることがあります。できる限りワセリンで保湿・保護することが望ましいです。)。必要に応じて1日数回塗り直してください。またワセリンを塗布する際、傷口に細菌が入らないよう指で塗るのは避け、綿棒などで塗ることが望ましいです。
リップクリーム(メンソレータムなど)、香料・アルコール・メンソールを含むものは塗布しないようにしてください。傷口に刺激を与える可能性があります。
応急処置④:傷口を保護する
出血が少々続くような傷の場合は、小さな保護フィルムや医療用の傷テープを使うのも有効です。フィルムやテープは、薬局で購入できる「ハイドロコロイド絆創膏」などが適しています。出血が止まらず深い傷の場合はガーゼで止血し、病院で受診するようにしてください。
噛み傷の応急処置後に気を付けるべきこと
むやみに触らない(さらわせない)
手や舌で傷を触ると感染リスクが高まります。お子様が自分の手で触ったり、また噛んでしまったり、舌でぺろぺろ舐めてしまわないように注意しましょう。ハイドロコロイド絆創膏で長めに傷を覆っておくと安心です。
アルコールやメンソール入りのリップクリームは塗布しないようにしてください。外出する際は保湿を徹底してください。また紫外線からなるべく傷口を守れるよう、帽子などを被らせてあげてください。
唇を噛んだら病院に連れていくべき?
以下に該当するような状態であれば、お近くの小児科・皮膚科か、治療を受けた歯医者さんで受診してください。当院(練馬区、中村橋駅)の近くにお住まいでしたらお電話(03-3577-8241)のうえでご来院ください。診療日であれば当日急患も対応します。
- 出血が10分以上止まらない。
- 腫れがどんどん大きくなる。
- 傷が深く、縫合が必要と思われる。
- 傷が化膿して膿が出ている。
- 麻酔が切れても唇や頬の感覚が戻らない。
噛んだ唇が治るまでの期間
通常の噛み傷であれば1週間~10日間ほどで自然になおります。腫れや赤みは数日で徐々に治まります。ただ、化膿したり傷が悪化することもあります。注意深く観察し、迷ったら病院で受診するようにしましょう。
歯医者で有麻酔治療後に噛まないために…
麻酔治療後はお子様に「お口や唇を触ったり噛んだりしないでね。」「麻酔が効いている間は、感覚が戻るまで少し我慢しようね。」と伝えるようにしてください。麻酔の効き目は通常、1〜3時間程度です。この間はママがお子様をしっかり観察しているようにしてください。
当院近くにお住まいの方へ
もし近隣にお住まいでお困りならお電話(03-3577-8241)のうえでご来院ください。診療日であれば当日急患も対応します。
当院は練馬区中村橋にある小児歯科です。お子様のお口のことでお困りなら、ぜひ当院にご来院ください。(検診を無料でおこなっています。)
加藤歯科クリニック
について
加藤歯科クリニックは中村橋の一般歯科・小児歯科です。お口まわりのどんな症状・悩みも診療します。「急な痛み」や「被せ物の脱離」など、今すぐ処置が必要な患者様を予約なしで受け入れています。お困りの方はお電話ください。