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乳歯が早く抜けてしまった!子供の歯を守るためのガイド

歯科全般公開日:2025/4/14

このページの監修者
私が監修しました
加藤歯科クリニック
院長加藤 文則

乳歯が早く抜けてしまう原因とは

虫歯や歯の損傷による影響

乳歯が早く抜けてしまう主な原因の一つは、虫歯です。乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く、虫歯になりやすいです。進行した虫歯が原因で歯が折れたり、根元が損傷したりすると、通常の時期よりも早く抜けることがあります。

転倒や外傷

子供が活発に遊ぶ中で転倒や外的な衝撃を受けることも、乳歯の早期脱落につながることがあります。例えば、転んで顔をぶつけた際に乳歯が根元から折れてしまい本来の生え変わり時期を待たずに乳歯が抜け落ちてしまうことになります。

遺伝的要因や疾患

遺伝的な要因や疾患が乳歯の早期脱落に影響を与えることがあります。例えば、低ホスファターゼ症などの骨や歯の発育に関連する疾患では、乳歯が標準より早く抜けることが確認されています。また、骨格は両親から遺伝しやすいため、ご両親が乳歯が抜けるのが早かった場合お子さんも早く乳歯が抜けることがあります。

乳歯が早く抜けてしまうデメリット

永久歯が生えるスペースが不足し
歯並びが乱れる場合がある

乳歯は永久歯が生えるための適切な位置を確保する役割を果たしています。早期に失われてしまうと隣接する歯が空いたスペースに寄ってしまう場合があります。その結果、永久歯が生えるスペースが不足し、歯並びが乱れる原因となることがあります。

顎の発達に悪影響を及ぼす

乳歯が想定よりも早く抜けると、顎の正しい発達にも影響を及ぼすことがあります。乳歯が適切な位置にあることで、食べ物を咀嚼した際に顎の骨が均等に刺激を受けます。乳歯を早期に失ってしまうと、この刺激が十分に得られず顎の成長が偏ったり、未発達となったりするリスクが高まります。

咀嚼機能の低下

乳歯が早く抜けてしまうと、子供の咀嚼機能が低下する可能性があります。通常、乳歯は食事を噛み砕く役割を担っていますが、乳歯が失われることで咀嚼能力が低下して食べ物を十分に噛み砕けなくなることがあります。その結果、消化不良や栄養の吸収に影響が出ることが考えられます。

隣接する歯に負担がかかる

乳歯が早期に抜けた場合、隣の歯に負担がかかることがあります。失われた乳歯のスペースを埋めようとして他の歯が自然に傾いてしまったり、隙間が狭くなったりして、不均衡な力が働くことで歯の根元や歯茎にも悪影響が及びトラブルとなる可能性があります。

早期に乳歯が抜けたときの適切な対処法

一時的な隙間を守る「保隙装置」の重要性

乳歯が早く抜けてしまった場合、隙間をそのままにしておくと永久歯が生えるスペースがなくなり、歯並びに悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、乳歯を失った箇所に「保隙装置」を装着する場合があります。装着の目安としては、乳歯が抜けてから半年以上永久歯が生える気配がない場合です。問題に気付いたら早めに小児歯科や矯正歯科に相談しましょう。

歯科医院での早期相談と治療

乳歯が早く抜けてしまった際には、まずは歯科医院に相談することが大切です。乳歯が抜けた原因に虫歯や外傷がある場合、同じトラブルが再発しないよう治療やケアの方法の指導を受けられます。早期に適切な治療を受けることで永久歯が正常に生える土台を整えることができます。

小児矯正の検討

乳歯が早期脱落した後、永久歯の歯並びに問題が発生する可能性が高い場合には小児矯正を検討することが推奨されます。早い段階での矯正治療は、後の複雑な矯正を避けることができるだけでなく、子供の成長に合わせた矯正計画を立てやすいというメリットがあります。また、小児矯正を行うことで、咀嚼機能や発音への悪影響も防ぐことが期待できます。

痛みや腫れがある場合の応急処置

乳歯が抜けた後、痛みや腫れが発生するケースもあります。このような場合には、患部を清潔に保つことが最優先です。冷却材や冷たいタオルなどを軽く当てて腫れを軽減し、必要であれば市販の鎮痛剤を使用することも検討してください。ただし、応急処置は一時的な対応にすぎませんので、速やかに歯科医院にお越しください。

子供の歯を守るための日常ケア

正しいブラッシング方法を身につける

子供の歯を守るためには、正しいブラッシング方法を身につけることが重要です。特に乳歯が虫歯になりやすいことを考慮し、歯ブラシは小さめのヘッドで柔らかい毛のものを選びましょう。歯と歯茎の境目を意識して磨くことがポイントです。小さい子供の場合は親が仕上げ磨きを行い、隅々まできちんと清掃することを習慣化すると良いでしょう。

フッ素を活用した歯の強化

乳歯を丈夫に保つためには、フッ素の活用が効果的です。フッ素には歯を再石灰化させる働きがあり、虫歯予防に優れた効果を発揮します。市販のフッ素入り歯磨きを使用するほか、歯科医院でフッ素塗布を受けることも検討しましょう。定期的にフッ素を取り入れることで、永久歯が生え揃うまでの歯の健康を維持することができます。

定期的な歯科検診の重要性

乳歯の健康を保つためには、早めの対策が鍵となります。3~6か月に一度の定期的な歯科検診を受けることで、虫歯や歯並びの問題を早期に発見することができます。また、歯科医師の指導を受けることで適切なケア方法を学ぶことができ、子供の歯が早く抜けてしまうリスクを減らすことにもつながります。

バランスの良い食生活を取り入れる

子供の歯の健康を守るためには、食生活の見直しも大切です。カルシウムやビタミンDが豊富な乳製品や魚介類を摂取することで、歯や骨の成長を促進できます。また、野菜や果物を取り入れることで口腔内の唾液分泌が促進され、虫歯予防にも効果があります。過剰な糖分摂取を避け、栄養バランスの取れた食事を心掛けましょう。

乳歯が抜ける標準的な時期とは?

乳歯は通常、生後6か月頃から生え始め、6歳頃から徐々に抜けて永久歯に生え変わります。まず下の前歯から抜け始め、その後上の前歯、奥歯という順番で進むことが一般的です。例えば、乳中切歯は下あごで6~7歳、乳犬歯は上あごで11~12歳に抜けることが多いです。
当院ではお子さんの歯や歯並びについてお気軽にご相談いただける「こどもの歯何でも相談」や「こども歯並び相談」をおこなっています。乳歯が早く抜けてしまった場合はぜひ当院にご相談ください。

このページの監修者
私が監修しました
加藤歯科クリニック
院長加藤 文則

加藤歯科クリニック
について

加藤歯科クリニックは中村橋の一般歯科・小児歯科です。お口まわりのどんな症状・悩みも診療します。「急な痛み」や「被せ物の脱離」など、今すぐ処置が必要な患者様を予約なしで受け入れています。お困りの方はお電話ください。

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