学校歯科健診における
「歯並び」の判定基準とは
悪い歯並びは、歯科用語で「不正咬合（ふせいこうごう）」と呼ばれます。以下の不正咬合の判定基準に該当する場合、歯科健診でチェックが付きます。
下顎前突（受け口）
✓がつく判定基準
前歯のうち2本以上で、下の前歯が上の前歯より前に出て噛み合っている場合
上顎前突（出っ歯）
✓がつく判定基準
上の前歯が下の前歯よりも7〜8mm以上前に出ている場合（通常のデンタルミラーの直径の半分以上）
開咬（口が閉じない）
✓がつく判定基準
上下の前歯の間に、垂直方向で6mm以上のすき間がある場合（通常のデンタルミラーのホルダーの太さ以上）ただし、歯がまだ生え始めたばかりで、歯の先が少し（歯冠の1/3以下）しか見えていない場合は除きます。
叢生（ガタガタ・八重歯）
✓がつく判定基準
隣り合う歯が、それぞれの歯の幅の1/4以上重なっている場合
正中離開（すきっ歯）
✓がつく判定基準
上の前歯の間に6mm以上の隙間がある場合（通常のデンタルミラーのホルダーの太さ以上）
その他
上記の不正咬合以外にも、次のような状態に該当する場合、歯科健診でチェックが付きます。
✓がつく判定基準
- 過蓋咬合（噛み合わせが深く、下の前歯が上の前歯に隠れて見えない状態）
- 交叉咬合（上下の噛み合わせが一部反対になっている状態）
- 鋏状咬合（上の歯が外側に出ているため、下の歯とすれ違っている状態）
歯並びを指摘されたらすぐに矯正したほうがいいの？
結論から言うと、すぐに矯正治療が必要なケースもあれば、しばらく様子を見ても問題ないケースもあります。まずは歯科医院でしっかりと検査を受け、どちらに該当するかを確認してもらいましょう。
すぐ矯正治療が必要なケース
- 顎の成長バランスに問題がある（左右差がある、受け口など）
- 永久歯が正しい位置に生えてこない可能性がある
- 噛み合わせにより発音や食事に支障が出ている
様子見で問題ないケース
- 歯の生え変わりの途中で、一時的にガタガタしているだけ
- 噛み合わせに大きなズレがない
- 顎の成長とともに自然に整う可能性がある
お子さまの歯並びについて心配されている親御さまへ
当院は学校歯科健診後の受診に
対応しているクリニックです
お子さまの歯並びや噛み合わせについて指摘されると、「すぐに治療が必要なの？」「様子を見ていて大丈夫？」と不安になりますよね。
でも、ご安心ください。成長の途中だからこそ、自然に整うこともあれば、早めの対応が効果的なケースもあります。
大切なのは、お子さま一人ひとりの成長やお口の状態に合わせて、適切なタイミングを見極めることです。
私たちは、お子さまとご家族さまの笑顔のために、無理のないベストな選択を一緒に考えていきます。少しでも気になることがあれば、どうぞ気軽にご相談ください。
歯並びは予防できる！
小さいうちからお口のトレーニング
並びが悪くなる原因の多くは、頬杖やうつ伏せ寝、舌で歯を押す癖など、日常のちょっとした習慣にあります。これらの癖は成長期のうちに見直すことで、将来の歯並びを守ることにもつながります。
当院では、プレオルソ（マウスピース型の矯正装置）を使った「予防矯正」にも対応しています。
「うちの子、大丈夫かな？」と少しでも気になったら、どうぞお気軽にご相談ください。
当院で診察可能な近隣の小学校
当院では、以下の小学校に通うお子さまの診察を受け入れております。
・練馬区立中村小学校
・練馬区立中村西小学校
・練馬区立富士見台小学校
・練馬区立練馬第二小学校
・練馬区立練馬第三小学校
・練馬区立向山小学校
・練馬区立開進第一小学校
・練馬区立豊玉小学校
・練馬区立南町小学校
・中野区立上鷺宮小学校
・中野区立武蔵台小学校
上記以外の小学校に通われているお子さまも受診可能です。
学校で配布された歯科健康診断結果のお知らせをお持ちのうえ、ご来院ください。
加藤歯科クリニック
について
加藤歯科クリニックは中村橋の一般歯科・小児歯科です。お口まわりのどんな症状・悩みも診療します。「急な痛み」や「被せ物の脱離」など、今すぐ処置が必要な患者様を予約なしで受け入れています。お困りの方はお電話ください。
