見えないところで始まる
「歯並びの土台作り」
お子さまが6歳前後になると、乳歯の奥から新しい永久歯がひょっこり顔を出し始めることがあります。この歯、実はとっても大切な役割を持っているのです。
それが、「6歳臼歯(ろくさいきゅうし)」と呼ばれる歯です。この6歳臼歯、ただ生えてくるだけではありません。将来の歯並びや噛み合わせに、大きな影響を与える存在なのです。
6歳臼歯ってどんな歯?
6歳臼歯は、乳歯のさらに奥から生えてくる、
一番最初の永久歯です。
この歯は…
- かむ力がとても強く、「噛み合わせの中心」となる
- その後に続く永久歯たちの「ガイド」になる
といった、とても重要な役割を担っています。6歳臼歯は「歯並びの基準点」となる、とても重要な歯なのです。
なぜ6歳臼歯が歯並びに影響するの?

6歳臼歯は、ただ生えてくるだけではありません。この歯が正しく生えることで、以後に続く永久歯たちが自然ときれいな列を作って並びやすくなるのです。しかし──
- 6歳臼歯が傾いて生えてしまった
- 正しい位置に収まらなかった
という場合、そのズレが連鎖反応のように、ほかの歯にも影響してしまい、ガタガタな歯並びや噛み合わせのズレにつながることがあります。まさに、6歳臼歯は歯並びの未来を決める分岐点と言えるのです。
生えてきた位置のチェック方法
- 左右対称に生えている?
- 傾いていない?
- 「カチカチ」と噛んだ際に左右バランスよく当たる?
- 片側だけで食べていない?
- 食事中、顎がカクカクずれて動いていない?
気になるときは、早めに歯科医院へ!
6歳臼歯は、ご家庭でもある程度観察できる歯ですが、正確な噛み合わせや顎のバランスまでは見極めが難しいこともあります。少しでも「左右がちがう気がする」「噛み合わせがズレているかも?」と感じたら、どうぞ早めに歯科医院でご相談くださいませ!定期検診でプロのチェックを受けることが、お子さんの綺麗な歯並びを育てることに繋がります。
「こどもの歯なんでも相談」にお越しください

お子さんのお口周りについてお悩みや気になることがあれば、当院の「こどもの歯なんでも相談」にお気軽にお越しください。咀嚼や食事に関するお悩み、歯並びや噛み合わせの問題など、何でもお気軽にご相談いただけます。

加藤歯科クリニック
について

加藤歯科クリニックは中村橋の一般歯科・小児歯科です。お口まわりのどんな症状・悩みも診療します。「急な痛み」や「被せ物の脱離」など、今すぐ処置が必要な患者様を予約なしで受け入れています。お困りの方はお電話ください。